医療法人社団 整形外科 進藤病院

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(ここから1月の起稿)

私がマラソンを始めて8年。夏場のシューズは日常のジョギング用とレース用(スピード練習兼用)の2足を使い分けていますが、このうちレース用の方は初めて購入して以来ずっと同じものを履き続けていました。おかげでアウトソールはすっかり擦り減ってしまい、買い替え時期がとっくに過ぎているのは分かっていましたが、どうにも新しいシューズに食指が動かない。この靴は私と一緒に道内各地の大会を転戦してきた戦友であり、私のマラソン史そのものでもあるため、過度な愛着が湧いてしまったのでしょう。

とは言え下手の横好きで続けてきたマラソンで、いよいよ私もサブ3(フルマラソン3時間切り)をうかがおうかというレベルになり、上を目指すのに今のシューズでは脚を痛めるのは明白。昨年初冬ついに新たなレース用シューズを買いました。これがまた速いのなんの。まだ2回くらいしか履いていませんが、今までのTT(タイムトライアル)ペースが新しい靴では閾値走(全力の8~9割程度)ペースに早変わり。今年はやってくれますよ、彼(いや彼女かもしれない)。

そうしてお役御免となった私の初代レース用シューズ。普段履きにも転用できないので日の目を見ることなく靴箱へ封印されかかっていたのですが、思わぬ転機がありました。2年前に出場した名寄の1月の雪上大会。今年からコースが変わるとのこと。以前のコースは車も通る舗装路のためレース本番は凍結路で、私もスパイク付きの冬用シューズを履いていたのですが、今回はダート上の圧雪コースになりました。つまり足が滑るよりも雪にズボズボ埋もれながら走る展開となります。これなら夏用シューズを履いて出場できる……

こうした経緯から私の2年ぶりの出場大会は初代レース用シューズの最終ランとなりました。結果はご覧の通りで入賞を果たしましたが、ただただしんどかった。この冬の旭川は少雪で、私はほとんど凍結路でしか練習していなかったため、まるで砂地を走るかのごとく雪に沈むコースはスタート後数100メートルでDNF(リタイア)を考えさせるほど辛かった。戦友の引退レースなので必死に走りましたが。おまけにこの靴のインソールもボロボロになっていたのを忘れており、レース途中からは足裏の皮がめくれて出血、とんでもないことになりました。せっかく参加賞で温泉割引券を貰ったのに、湯船に浸かれず帰宅の途へ。

(ここから7月の起稿)

先日の士別ハーフマラソンは2代目レース用シューズを履いての参戦でした。公式大会での初陣となります。3年前は30度近くまで気温が上がったこの大会も今年は気候に恵まれ、これまでのハーフの自己ベストを15分近く更新することができました。おまけに年代別では3位とのこと。

この記録は2代目のシューズによる恩恵もありますが、やはり初代との8年間があってこそのタイムだと思います。引退レースは痛い思い出でしたが、今までありがとうございました。そして私がフルマラソンでサブ3をするまで処分しないので、もう少し靴箱の中から見守っていてください、戦友。

医療ソーシャルワーカー 武藤