2025年03月戻る
今日は5名の患者様からの声をご紹介します。
No,1
『皆さん親切で、ご飯もおかずもとても美味しかったです。』
No,2
『音に対する配慮が無かった点は残念だった。毎日、隣の人のいびきに悩まされた。
名前の呼び間違いが気になった。こちらから訂正した直後に同じ間違いをされ、信頼できない印象を持った』 O様(男性)
同室者のいびきや、夜間の看護スタッフの体位交換をする音や会話で良眠できなかったようですね。
男性部屋が少なく、移動できる病室が確保できずご迷惑をおかけしました。今後は、出来るだけ善処していきたいと思います。
No,3
『術後、やや痛みがあった時など、看護師の皆さんの笑顔に癒され、痛みもすぐ消えました。』
No,4
『何不自由もなく入院生活ができ、とても感謝しています。手術後の手の動きも前より良い方向に向かっているように思います。窓枠と壁のすき間から風がきます。ぜひ修理を』
ご意見を頂いてすぐに、当院管理課職員が応急処置を致しました。築年数も古く完全な修理ではありませんがご容赦ください。
No,5
『初めての長期入院でしたが、快適に過ごせました!』
ご意見をくださった皆様有難うございます。対処できるものは、
すぐに対処いたしますので、何かお気づきになった場合はご遠慮なくお声かけください。
総師長 郷田
今回のブログはリハビリ課OTグループ4人が担当します.
研修会の参加と肩関節周囲炎についてお話します.
● 先日OT4人で肩関節疾患の研究会に参加してきました.
当院でリハビリを行った腱板修復術を受けた患者様42名に対し,視聴覚媒体を用いた指導を行うことで,自己効力感の向上とアドヒアランスの改善,さらに術前後の心理状態の改善が見られたことを報告しました.
演題後の教育講演では,スポーツ整形外科の医師から肩関節脱臼例の手術画像や術後経過のMRIが多数提示され,競技復帰およびその後の再発予防についての講演を聞きました.手術のみならず,早期の競技復帰を望むアスリートとのやり取りについても触れられ,大変勉強になりました.
当院にも,サッカー競技でのケガや投球動作障害でリハビリを受けに来る学生がいます.筋や靭帯の損傷や骨軟骨炎によって試合に出場できず,落ち込んでいる子供たちの姿を目にすることがよくあります.彼らがより高いパフォーマンスで競技に復帰できるよう,効果的なリハビリテーションに加えて,自己効力感を高める関わりが本当に重要だと感じる毎日です.
● 研修会の後は,
研究会後は以前から気になっていたたこ焼きのお店へ.
とても空腹だったため,たこ焼き,焼きそば,お好み焼きと人数にしては頼みすぎましたが,どれもとても美味しかったです.わたしの一押しは濃いめソースの焼きそばです.
店内はレトロな雰囲気でた眺めるだけでも楽しく,札幌へ行く際にはまたぜひ寄りたいなと思うお店でした.
● 当院によく治療を求めてくる肩の疾患に「五十肩」があります.
「五十肩」は40~50歳代を中心に,多発する肩関節の痛みと腕が上がらない,手が後ろに回せない等の運動制限を主な症状とします.「四十肩」とも呼ぶことがありますが,最近は発症する年齢が40歳代に下がったため,「四十肩」と言われることが多くなりました.
医学的には『肩関節周囲炎』と総称とされ,外来整形外科では非常に患者様の数が多い疾患です.
五十肩は一般人口の2~5%がかかるといわれ,女性(特に非利き手側)にやや多い傾向があります.両肩同時に発症するケースはほとんどみられませんが,片方発症した後に逆も発症するというケースは6~34%あるとされています.また,糖尿病の患者様の10~30%が発症するというデータもあります.
五十肩の原因は未だ解明されておりません.
● 五十肩に似た症状で腱板損傷というものがあります.
ただ最近は,小さな外傷や血流障害をきっかけに,老化を基盤とした関節包の軽度な炎症が原因となって発症する,といった考え方もあります.基本的には,肩関節の動きに破綻が生じて,関節内やその周囲に炎症が生じることで痛みが生じることが多い病態です.
これが五十肩とはちがい,筋肉に傷がついてしまった状態ですので,本来痛みなく動かせる筋力が使えなくなってしまいます.
それにより上腕骨と肩甲骨の骨の一部(肩峰)が衝突してしまい,断裂した筋肉が挟み込まれてしまって痛みを生じます.腱板の筋は腕の自重を支えるだけでもはたらく筋肉ですので,軽いものを持ち上げるだけでも痛むことがあります.
肩こりや,五十肩,腱板断裂などと肩の疾患にも様々な原因があることがわかってもらえたでしょうか?
● 肩の痛みの訴えで多いのが,夜寝ていて痛い(夜間痛)です.
夜間痛に対しては,就寝姿勢のポジショニングがとても大切です.
仰向けに寝る時は,肘が下がらないように,タオルや枕を使って高さを調整してみてください.
横向きで寝る時は,痛みのある方を上にして大きめのクッションや布団を抱えるようにすることで肘が下がらずに寝ることができます.
● もう一つ,これらの肩の痛みがある人の多くに共通していることがあります.それは,猫背(円背姿勢)です.
デスクワークやスマホ,ご飯支度,洗い物,掃除,冬の時期なら除雪,夏になると草むしりなど前屈みの動作が多く,例をあげればキリがありません.
● そこで,ご自宅でできる簡単な運動を一つお伝えしようと思います.胸張り運動です.
座った状態で手を太ももの上に乗せて,胸を張るように肩甲骨どうしを寄せます.
仕事の合間や家事の隙間に10回程度行ってもらうといいと思います.
「背中丸まってきたな,ちょっと運動しよう」と少し意識するだけでも効果的だと思います.
溜めてしまいましたので、ハイペースで登場いたしました。
今回は4名の患者様の声をお届けいたします。
No,1
『皆様方に優しい声掛けをして頂き、日に日に元気になっていく自分を感じました。
楽しみの食事も大変おいしく頂きました。カリフラワーの味付けは最高で、
煮びたしの味もとても懐かしい想いで頂きました。』
No,2
『麻酔が解け、意識が朦朧としている中、昼夜問わず気にかけて頂いた姿が目に焼き付いています。
やはり看護師さんはすごいと思いました。頭が下がります。病院食美味しかったです。』
No,3
『看護師さんの、気の使い方も安心の一つでした。
お食事は限られた食材で工夫して味付けしてあり、進藤病院の栄養士さんは素晴らしいと感じました。』
No,4
『会計ぐらいスムーズにお願いします。時間がかかり過ぎです』
少し、「会計に時間がかかる」についてお話させてください。
当院は、カルテが会計にきてから、カルテに書かれた処置や処方を拾いパソコンで入力します。
あいまいな内容は、医師の所に行き確認作業をします。一人一人の癖のある字を解読しながら、
間違わないよう何度もチェックをしながら工程を進めています。
電子カルテだと見やすい文字で入力された内容がリアルタイムで送られてくるためタイムロスが生じず、今より事務員のストレスを軽減させてくれ、時間の短縮にも繋がると思います。
医事課の職員のため、そして患者さんのために早く電子カルテ化になって欲しいと思いますが、もうしばらく時間がかかりそうです。
総師長 郷田
特定の医師の診察日は特に患者様が多く、2時間待ちの状態になってしまいます。
その時間帯は、駐車場に停められず立ち往生している車をよく見かけます。
そんな時の会計も、かなり待ち時間が生じていると思われます。患者の皆様にはご不便な思いをさせており大変恐縮しております。
理事長
前回の紹介から3ヶ月も置いてしまいました。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るというようにあっという間に月日が流れてしまいました。
今日は4名の患者様からの声をご紹介します。少し溜めてしまいました。
No,1
『いつも明るく優しく接して頂けるので安心して過ごすことができました』
No,2
『皆さんとても親切で優しく、全く何の不安も感じず過ごすことができました。
何かあったら次回も来たいと思いました。』
No,3
『遅い時間の入院にも関わらず、看護師さんが夜中に足をさすってくれたり、
痛み止めを持って来てくれたりと、献身的に介護をして頂きました。
ナースコールが鳴ると看護師さんは飛んでいくように患者様のところへ駆けつけ、
とても感銘を受けました。』
No,4
『みなさんに、とても親切にして頂きありがとうございました。
何より感心したのは毎回の食事でした。温かいものは温かく、冷たいものは冷たくと、
メリハリがあり、美味しく、バランスよく、栄養面でも栄養士さんの気配りを感じました。』
本日も朝礼で職員に紹介しました。お礼の言葉の数々、本当にありがとうございます。
総師長 郷田
“The Chosen One”は(神に)選ばれし者、などと訳されます。このフレーズは聖書をはじめ、創作物や企業名、さらには最近のニュージーランドのGⅠ勝ち馬名などにも使われている馴染みのあるものです。
皆さんの身近に、選ばれし者と呼べるような人はいるでしょうか。私は、私自身が選ばれし者になりたいと密かに思っておりまして……
自身が目立つよりも他人が目立つことを応援したい、という添えもの根性で生きてきた私にとっては、自身が勝つと相手が負けてしまうようなスポーツは苦手だったのかもしれません。
10年前にマラソンという趣味を見つけてこのかた真剣に続けられたのは、自身が速く走っても誰かのタイムが遅くなるわけではない陸上競技の特性が私に合っていたせいでしょう。
フルマラソンを結構走れる市民ランナーの多くが目標とするタイムに、3時間切り(サブ3)があります。学生時代に陸上経験の無い一般成人男性が目指すには途方もない記録です。
ちなみに10年前のマラソン男子世界記録はケニアのキメット選手が出した2時間2分57秒でした。その後はキプチョゲ選手、キプタム選手といったケニアの名ランナーが世界記録を更新していますが、公式記録では人類はまだ2時間の壁を超えられていません。(先日、ハーフマラソン男子世界記録を大幅に塗り替えたウガンダのキプリモ選手。4月にロンドンマラソンを走るそうで、記録が楽しみです)。
10年前の私がトレーニングメニューを組む上で参考にしたのが、他の市民ランナーのブログでした。そして、世の中には仕事と家庭を持ちながらサブ3を成し遂げている市民ランナーが少なからず居ることを知り、大いに驚きました。世界記録と1時間も変わらないタイムを、普通のおじさんランナー(失礼)が叩き出せるとは!そもそも42km強を完走するだけでも大変なのに。
私がマラソンを続け、サブ3の難しさを実感するにつれ、サブ3を達成した諸先輩ランナーは(大げさに聞こえるとは思いますが)きっと選ばれし者なのだと思うようになりました。怪我やら多忙やらで何度も挫折しかけ、ラン歴の割にはタイムが伸び悩んでいた私ですが、いつかはサブ3の領域へ並び立ちたいという思いで、コロナ禍のため大会が無かったシーズンでも一意専心、走ってきました。
昨年5月の洞爺湖マラソンで2時間54分台を記録し、私もとうとうサブ3おじさんとなりました。しかし、誰かから何かを選ばれたような感覚はありません。そもそも10年前と現在ではマラソンのトレーニング環境が大きく変わりました。YoutubeやXなどのSNSで、日本のプロ・実業団ランナー、ランニングのインフルエンサーなどから、誰でも手軽にトレーニング方法を学びやすくなったように思います。またシューズも厚底、薄底ともに目覚ましい進歩を遂げました。
そもそも家庭を持たずプライベートの時間を作りやすい私が、あのとき憧れた諸先輩ランナーと肩を並べられたとは到底思えませんでした。そこでゴールラインを伸ばしに伸ばして、2時間50分切り(サブ50)が目下の私の目標となっています。
どうやら、神様から選ばれる前にまず私が私自身を認め、選ぶことができるのか。
それが私のマラソンにおける最大のテーマのようです。
冬期間のトレーニングの成果を確かめたくて、先日は東京の30kmの大会に出場しました。
アップダウンが延々と続く難コースで、
残念ながら目標とするタイムには遥か届きませんでした。
関東以南と違って北海道はこれからが本格的なマラソンの時期となります。
“The Chosen One”ではなく“My Chosen One”になるため、今シーズンも挑み続けたいと思います。
医療ソーシャルワーカー 武藤大樹