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2025/02/12
進藤病院ブログ
趣味や特技を持つことは人生が豊かになり、仲間とのコミュニケーションツールとしても有意義だと考えております。今回は学生時代から継続しているヴァイオリン制作の話です。
高校3年生のころに私の生まれた東京、五反田に東京ヴァイオリン製作学校が開校しました。
ヴァイオリン音楽が好きだった私は迷うことなく頻繁に遊びに行き、何人かのほぼ同世代の生徒さんと親しくなりました。彼らは現在、国内外で活躍しいる職人で私も連絡を取りあい、製作技術を伝授しいただいております。
- 左右2枚の板を張り合わせるため平面をカンナで出します、完璧な平面にするに苦労します。
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- 膠(にかわ)で張り合わせた板(表板はスブルースという松の一種、裏板はカエデです)をヴァイオリンの形に切り出します。
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- ノミとカンナで立体的に形成し裏板と表板を接合します。
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. - スクロール(渦巻)の仕上げはスクレーパーという金属の板で削ります。
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. - 紫外線(UVA)ボックスで乾燥させ下地に色を付けます。この後、ネックをボディに接合させニス塗です。
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完成した後に機会がありましたらまた紹介したいと思います。現在は仕事が忙しく1台仕上げるのに3年以上かかります。手術を行う整形外科医として指先の感覚を鍛える良いトレーニングになることは勿論、心を整える大切な時間です。
理事長
進藤正明