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2017/12/19
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毎年恒例の院内コンサートですが、今回は12月13日、旭川出身のヴァイオリニスト佐藤まどかさんと、東京出身のピアニスト安田正昭さんの二人によるコンサートが行われました。
二人とも国内外のコンクールで何度も賞を取り、現在は上野学園大学の准教授をしながら国内外で多数の演奏活動も行っています。
普段、生の弦楽器の演奏を聴く機会はなかなかないので、他病棟の患者さんも、そして院内の職員も詰め掛けて60名を超える皆様が病棟ホールに集まりました。
ヴァイオリンとピアノのお二人ともが圧倒的なテクニックで、素晴らしい演奏に目や耳を奪われたり、美しい音色に心が洗われて涙が出そうになった1時間でした。
患者さんもほとんど立つ人もいなく、みなさん最後まで堪能しているようでした。
最後の曲が終わりアンコールのコールをすると、もう1曲演奏してくれることになりました。
そこで手に持ったヴァイオリンは進藤理事長手作りのものでした。理事長からもヴァイオリン制作秘話などが飛び出し患者さんからも驚きの声が上がっていました。
何百年も昔に作られた高額なヴァイオリンと、2013年に作られたお手製のヴァイオリンを聴き比べましたが、どちらのヴァイオリンも本当に素晴らしい音色でした。
終了後のインタビューで、患者さんからは感動した、良かったという賛辞の言葉が聞かれました。
私も感動して患者さんに感想を聞いていて泣きそうになり言葉に詰まってしまいました。
「日常の疲れを忘れる」というより「明日へのやる気」をもらった至福のひと時でした。(郷田)