医療法人社団 shindo 整形外科 進藤病院

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「訪問看護ステーション翼」看護師の谷口です。平成16年に進藤病院から訪問看護ステーション翼に勤務となり気がつくと13年目となっていました。(看護師としては30年ちょっと)
先日R病院より、脳梗塞で右半身麻痺がある男性にインシュリン自己注射の指導を依頼されました。
奥様は精神疾患があり状況的にはかなり困難な感じでした。

左手のみで注射を行うには? 補助具を作成してみようかと思い、看護学生に戻った気持ちで100円ショップへ行きました。

①フットケア用の足指を固定する物と②滑り止めシートを購入。手頃な大きさのお菓子箱に適度な重みを付けるために古本を入れラッピング。
その上に①と②を固定し、インシュリンをセット。最後にずれないように大き目の洗濯バサミで固定。「作品」完成!!!  作成時間30分、経費216円なり~

 

2週間、毎日訪問し指導しました。手技や手順がなかなか覚えられず、
ちょっと心配でしたが補助具は活用してくれました。
結局、低血糖症状のリスクが高く内服薬に変更となりました。

利用者さんには、看護師が自分の為にいろいろと考え、一緒に頑張った達成感があったようです。50代でも看護学生気分、これからもドラえもんのようなポケットから奇想天外な発明品が出せるようにかんばります。

9月中旬より2週間の予定で北海道旭川高等看護学院の実習生が2名来ます。 学生さんのフレッシュさを得て、スタッフ一同若返り効果を期待します!